沿革
親と子のこころの対話研究会 は平成9年に発足した任意団体です。
当時、聖マリア病院小児科医だった橋本信男氏と福岡県久留米児童相談所が1人の虐待児童をはさんで 対応に悩んだところから発足した専門機関の勉強会・ケース検討する団体でした。
この頃は弁護士・医師・児童養護 施設職員・ 臨床心理士・児童相談所職員等が学び合いをはじめました。この当時は、「虐待って何?」「虐待は都会の話」という神話が まかり通っていた頃のことです。みんなで虐待の問題に光を当たるようにしなければという思いが強くありました。
1995年の阪神淡路大震災により図らずも「子どものトラウマ」の問題が人の生涯に与える影響について光が当たるようになってきました。
2000年には 児童虐待防止法 が施行されました。この頃から、親と子のこころの対話研究会は 広く、一般の人たちに、子ども虐待についての知識を啓蒙するようになりました。この頃は毎月1回の定例会を福岡県久留米児童相談所会議室にて開催し続けました。
2010年に起きた久留米市での児童虐待死亡事件をきっかけに、親と子のこころの対話研究会・NPO法人にじいろCAP という民間団体が 久留米児童相談所 と 久留米市役所家庭子ども相談課をむすぶ形で「子ども理解を深めるための連続講座」を企画 開催する中で、官民が 忌憚なく相談しあえる関係性 を 作り上げることを目的に実施しています。
(下段に「研究会のあゆみ」をまとめています。ご参照ください。)
親と子のこころの対話研究会メンバー
会 長 辻いちえ (NPO法人にじいろCAP)
副会長 吉永陽一郎 (吉永小児科)
※2023年 ご逝去なさいました。長年に亘り小児科医療、子ども虐待防止に多大なる支援をくださいました吉永先生にスタッフ一同、深く感謝しています。先生、ありがとう。
手島優子 (児童養護施設ひばりが丘学園)
坂口明夫 (児童養護施設あまぎやま学園)
中島康浩 (聖マリア病院)
重永侑紀 (NPO法人にじいろCAP)
高松哲人 (にじいろグループ)
福岡県久留米児童相談所職員
久留米市こども未来部家庭子ども相談課職員