CAPプログラムを紹介した動画をご覧ください。
▼CAPとは
CAPの生い立ちやCAPを支える考え方などをご紹介します。
CAPはこうして生まれました。
CAPが子どもたちに伝えている
「子どもが持っている特別に大切な
「安心・自信・自由」の3つの権利」
(原文では「Safe・Strong・Free」)は
名高い学者や法律の専門家 が作った
言葉ではありません。
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1978年、CAPプログラムを誕生させた女性たちが編 み出した言葉です。
ある日、アメリカオハイオ州 コロンバスのレイプ救援センター (Women Against Rape
通称 WAR)に、小学校の女性の教師から一本の電話が入りました。
女子が登校中にレイプされ地域全体が不安に陥っている。不安を解消するために何かしてほしいと。
そこで初めて「安心・自信・自由」の言葉と共にCAPプログラムは誕生しました。
暴力とは人の心とからだを深く傷つける人権侵害行為です。誰もが持っている安心して生きる権利、自分に自信を持つ権利、自分で選ぶ自由の権利を取り上げようとする行為です。その大切な権利を守るため、レイプ救援センターの女性たちはできることを具体的 に子どもたちに伝えました。
不安に怯えていた子どもたちは暴力について率直に語ってくれるおとなとの出会いを歓迎し、初めて安心しました。そして心のバリケードを一つずつはずしていったのです。
「安心・自信・自由」そのどれ一つが欠けても生きていく ことが困難なほど大切な権利を握りしめたのです。
30年経った今もCAPは全くその輝きを失いません。
教職員ワークショップは、
幼稚園・保育園など就学前の子どもたちの先生向け、小学校の先生向け、中学校の先生向け、あるいは特別支援学校の先生向け、児童養護施設などの社会的養護の施設職員向けなどがあります。
子どもたちが家庭以外で長い時間を過ごす園や学校単位で、すべての子どもたちが安心・自信・自由な状態で発達できるような支援ができるのかを提供します。
多様な生活形態で暮らす現代の子どもたちは、抱えている問題も多様です。以前ならうまくいった関わり方も、なかなかうまくいかなかったり、配慮すべき事項が多く先生方お一人お一人の肩にかかる責任も重くなっています。包括的第一次予防プログラムである「CAPプログラム」を学校や園単位で導入することで、職員間の共通の言葉や考え方をもつことができることや、CAPグループが入ることで各行政機関の機能についてなどもわかりやすく学べることで学校の危機管理がスムーズになるなどの 利点も多くあります。3ヵ年計画あるい5ヵ年計画で実施していただけると効果的です。
(例)
1年目:「CAPプログラムへの理解と効果的な利用法」
2年目:「子ども虐待と学校の役割」
3年目:「アタッチメント形成から考える発達障害と情緒障害」
4年目:「子ども視点からみるDVの影響と日常の関わり方」
5年目:「CAPプログラムを利用したコミュニケーションスキル」など
他にも「傷ついた子どもへの理解と関わり方」「子どもとの信頼と保護者対応」「教職員のセルフケア」など、すべてCAPプログラムの根底にある人権・エンパワメント・コミュニティの3つの柱にのっとって理論と実践と具体的対応をもって提供いたします。
保護者ワークショップ (保護者や地域の方向け)は、
子どもたちの日常生活を担って くださっている方々に向けたワークショップです。すべての年齢の子どもたちが、安全で且つ安心をして 遊んだり学んだりすることができる地域は、おとなにとっても安全で 安心できる地域のはずです。子どもの視点から、自分たちの関係性や、子どもを取り囲む環境について考えましょう。 対象者に合わせて演題や、内容については調整いたします。
(例)
就学前の保護者対象:「ずっと安全に育ってほしいから~CAPプログラムを通して~」など
小学生の保護者対象:「むずかしい思春期をむかえる前に~CAPプログラムを通して~」
「いじめ ~家庭でできること~」
「もしも子どもに相談されたら ~その時、あわてないために~」など
中学生の保護者対象:「思春期の子ども理解と環境づくり」
児童民生委員対象 :「子どもの生きる力を育むために地域ができること」
「子ども虐待と地域の連携」など
一般地域住民対象 :「現代の子ども事情」など
子どもを被害者にも加害者にもさせない、そして傍観者にならないためには、地域に住むおとな同士の絆が大切です。 そのために直接の保護者だけでなく、その地域に住むおじさんやおばさん、お姉さんやお兄さん、おじいちゃんやおばあちゃんなど一人でも多くの人たちが子どもの健やかな成長を支えるため の力を発揮できるようなチャンスをCAPが提供します。
子どもワークショップは、
子ども自身に知識とスキルを提供し、人権教育・暴力防止教育を学校の授業にてクラス単位で実施するものです。 子どもがCAPワークショップを受講したことで、実際に自らの心と体を守れるように工夫されています。
① 年齢や発達に合わせてた正しい知識とスキルを提供します。
② 「~~できるよ」方式で、いざ!という時に子どもが自信をもって活用できるよう怖がらせない手法を用いています。
③ ロールプレイやモノローグ、アクティビティなどを用いた工夫がなされています。子どもが困ったときに孤立しないように工夫されています。
「CAP子どもワークショップ」は、「教職員ワークショップ」「保護者ワークショップ」を実施したうえで実践されます。まずは、おとなが環境を整えることで子どもへの被害を未然に防ぎ、二次被害を生まないような知識やスキルをもって臨みます。
子どもワークショップは、年齢や発達に合わせて次のようなワークショップとやり方で実施します。
就学前ワークショップ
対象:3~5歳児
対象人数:1グループ15~18人程度ずつ
必要日数:原則連続3日間 (1グループ30分程度×3日間)(1日に3~4グループ実施可能)
小学生低学年ワークショップ
対象:小学1~2年
対象人数:1クラスずつ
必要日数:初日45分間・二日目60分間
小学生中学年ワークショップ
対象:小学3~4年
対象人数:1クラスずつ
必要日数:90分間
小学生高学年ワークショップ
対象:小学5~6年生
対象人数:1クラスずつ
必要日数:90分間
中学 1年生ワークショップ
対象人数:1クラスずつ
必要日数:90分間
中学 2年生ワークショップ
対象人数:1クラスずつ
必要日数:90分間を2日間(1週間を空けても可)(連続でも可)
中学 3年生ワークショップ
対象人数:1クラスずつ
必要日数:90分間を2日間(1週間を空けても可)(連続でも可)