「にじいろグループ」の代表の重永侑紀でございます。
子ども権利条約に則った「こども基本法」が2023年4月1日より施行されました。
1994年にわが国が批准をして、はや30年です。ようやく「こどもまん中社会の実現」を市民の共通項にすることができるようになりました。もちろんこんなにも時間がかかってしまったことに、大人として心苦しく感じはするものの、それでも、「子どもの権利」が当たり前になったことは感慨深いものがあります。
子どもの権利、と言葉にすると、すぐに「義務や責任」を問われ、お話ししたいことができないような場面も経験してきました。「子どもは権利の主体者」です。そのことを子ども自身が十分に、体感して育ってほしいものです。
自らを大切な存在だと思える、感じられる、そんな日常生活があって初めて、子どもへの暴力を防ぐことができるのです。私たち大人には、子どもの権利を保障する義務と責任があります。
この世界には、子どもを取り囲む大きな課題が積み残されています。
不登校児童生徒 約30万人
児童虐待対応相談件数 約22万件
子ども若者の自殺者数 約5500人
子どもの貧困率 9人に1人
ひとり親の貧困率 2人1人
この課題を解決するには
保護者もまた、孤立することなく生活できる「つながり」です。
もっと、良い加減・いい塩梅に暮らせる価値観を次の世代に残せるようこれからも努めてまいります。
2023年から「 C A Pプログラムに連動した学校アドボケイト派遣事業」を新たにはじめ、もっと市民の力を発揮できるステージも作っていこうと考えています。今後ともにじいろグループの仲間になってください。そして応援をお願いします。
すべての子どもが生まれてきてよかった、と思えるように・・・