おとなのわがまま

いろんな角度からの演題に合わせて

お話をする機会をいただいています。

 

公民館やコミュニティセンターで、

地域の先輩方にお話をさせていただきます。

 

例えば・・・・・

民生児童委員さん方

地域の役職についてくださっている方

先生方

子育て支援員さん

学童保育の職員さん

などなど

 

 

 

もちろん、全員ということでもないし、

ほとんどの人とまでは言いませんが

 

長く「おとな」していると

時折、メンテナンスしなきゃ

「わがまま」になるんだなぁ~と

感じることが多々、あります。

申し訳ありませんが、「おとなって、わがままだなぁ」と

思います。自分も含めて。

 

例えば・・・・・

子どもたちには「努力をしなさい」と言っている。

「子どもが悪い」「親が悪い」「今更、自分を変えたくない」「したくない」「腹が立つ」「しきらん」とおっしゃる?!

 

できないからこそ、練習をしなさい、努力しなさい、と教えているでしょ??

 子どもには、「努力しなさい」というのに、自分はイヤだって?!

 

例えば・・・・・

子どもたちには、5分前の精神、遅刻はしてはいけない、人が話している時には腰骨を立てて聞きなさいとか、いろいろ言っています。

なのに、最もおしゃべりが多く、遅刻が多く、態度が悪いのは先生方です。

もちろん、皆さんがということはありませんけど、保護者よりも、先生方の研修のほうが態度は悪いことが多いです。

 

遅刻・・・

研修なのに、筆記道具もなしに参加。それも堂々と「ペン必要ですか?」とお尋ねになる。

「寝るかもしれんけん、後ろに座る」と講師に聞こえるようにおっしゃるときもあります。

隣同士のおしゃべり。

居眠り(これは極力できないように、工夫していますが)

積極的に参加してほしいのに、手を上げない、参加しない。

子どもたちには、「前からサッサと詰めなさい」というのに

自分たちは、後ろから座られる?!

 

できないことが問題なのではなく、自分はしていない、しようとしない、人や場面によって

したりしなかったりするのに、子どもたちには求める。そこです。

 

おとなは、自分を甘やかしてはいけないと思います。

おとなを、甘やかすと、他者に乱暴になったり、横暴になったり、

身勝手な要求をするようになるからです。

 

上司やお偉いさんに、とらない態度なら、

たとえ、相手が子どもだろうが、年下だろうが、収入が少ない人間だろうが

同じでよいでしょ? あがめ倒す必要もなければ、見下す必要もないはず。

 

おとなは、まず、自分を見つめ

自分を磨き、自分よりも小さきものや、弱気ものに目を向け、気を遣い、

残り少なくなった自分の人生を未来のために使う事が大事だと思います。

 

それができないときには、身勝手に威張らないことだと思います。

小さきものや、弱き立場の人にだけ、厳しく、求めるのであれば

それはもはや、人としての誇りを失っている姿です。

 

人の嫌がることはしない。

道徳の授業が必要なのは、子どもではなく

子どもにお手本を示すことができない、大人のほうじゃないのかしら。

 

子どもに見せて恥ずかしくない自分を

育てていきましょう。 

 

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コメント: 2
  • #1

    由乃 (火曜日, 22 12月 2015 11:20)

    そうですよね。大人から見本にならなきゃですね。子どもにやりなさい!だけじゃおかしい!日々を見直します。

  • #2

    坂井 (火曜日, 22 12月 2015 12:48)

    自分を見つめ直す内容だなぁと感じました。大人と子どものいい関係が、長男との間で最近崩れて来ているように感じているので、親である自分が取っている態度とか見つめ直す必要が大有りです。自省をこめて。