笑おうよ

私は「悪い子ども」だと
レッテルを貼られている子どもを見ると、
宝石の原石を見つけたかのごとく
ワクワクする。

どんな子どもといても、楽しいし、愉快だけど
特に、何かにもがいている子には
自分の持っているすべてのpowerをつかい
楽しい気分を味わってもらいたくなる。

おとなからのレッテルに半ばあきらめかけながら
もがいている子どもたちは、おとなを困らせることに
くり返し、くり返し、チャレンジする。
どうせ、じぶんのことなんか嫌いなんでしょ?と
確かめないではいられないからだ。

そんな悪さをしなくても、ちゃんと向き合えることを
知らせるためには、まず、信頼してもらわないと目や耳を
傾けてはくれない。

ちょっとこの人は、いつものおとなと違うぞ?!
こんなことをしても怒らないの?
じゃ、これは?
じゃ、これは?

ねぇねぇ、そんなことより、ね、遊ぼうよ!
おもしろいこと、しようよ!・・・と、おとなから
遊びに誘い、子どものコミュニケーション方法でコミュニケートすると
聞く耳を持ってくれる。
話しを聴いてくれる。
目と目が合う。
肌がふれあっても、安心と感じてくれる。

怒鳴ったり、罰を与えたり、厳しさで締め付けても
何の役にも立たない。むしろ悪化させるだけ。
一歩進んでも、二歩三歩さがってしまうだけ。

おとなたち、もっと
笑おうよ
睨むのはやめよう
笑おうよ
笑顔を向けようよ
あんなに必死になっている子どもに
怒鳴るのはやめようよ

あの子たちは、
あなたに笑ってほしいだけだから・・・

宝石の原石たちに
毎日のように会える私は、かなり幸せな仕事人。
笑ってすごせる。
笑って喜ばれる。
そして、笑ってもらえるから。